ラグジュアリーダウンを代表するフランスブランドの『Mocler/モンクレール』。いつの時代も人気が高く、誰もが憧れるブランドの代表格とも言えるブランドです。
そんなモンクレールですが、近年価格が上がり過ぎて購入が難しいブランドになってしまいました。
こちらのページでは、モンクレールを少しでも安く購入する方法として『並行輸入品』という選択肢をお薦めしております。
『並行輸入品』の簡単な基礎知識と、実際に購入する方法をまとめています。
日本と海外でモンクレールの価格が違う!?
モンクレールはフランス発祥のブランドですが、現在は本社がイタリアにあります。モンクレールの製品は世界中の多く国で購入する事が可能ですが、販売国によって価格に差があります。
こちらは歴代の日本正規代理店です
年代 | 代理店 |
2001 – 2005 | ペッパージャパン コーポレーション |
2006 – 2008/3 | スープリームス インコーポレーテッド |
2008 – 2009/3 | スプレンダーズ&カンパニー |
2009/4 – 現在 | モンクレール ジャパン |
国内の正規代理店である『株式会社モンクレールジャパン』が輸入・販売する製品を日本国内での正規品と呼ばれます。
日本でモンクレールを購入するとすごく高いです。
こちらは定番アイテム『MAYA』の2025/01/23時点での価格です。
イタリアでの販売価格は「€ 1.380,00」でしたので、1,380EURでレート換算した数値で比較しています。
日本価格 | イタリア価格 |
¥300,300- | ¥224,700-(約) |
おおよそですが、日本で購入すると3割程度近く高くなります。
約8万円違います。全然金額違いますね。
もちろん日本正規品にはメリットがあり、海外よりも製品チェックが厳しく高品質な製品しか販売していません。さらに1年間の無償保証サービスが付いています。
少しでも安く購入する方法が並行輸入
いくら本物で保証もしっかりしているとは言え、30万円は高過ぎではないでしょうか。海外製品なので当然とはいえ、日本で購入するとかなり割高になってしまいます。
本物を少しでも購入する方法を『並行輸入』と言います。
並行輸入品とは?
「並行輸入品」とは海外の直営店や正規販売店で入手した品物を、日本の正規代理店を通さずに国内に輸入して販売する製品のことです。
例えば、モンクレールの製品を安く買えるイタリアで購入して日本に輸入します。その後、日本の正規価格よりも安く販売します。
これにより利益を出す事業を輸入代行業と呼びます。
輸入代行業者以外にも個人が海外で購入後に輸入したものも「並行輸入品」に含まれます。
ちなみに、こちらが2024年モデルに付属している国内正規品のギャランティータグです。
国内正規品には『モンクレールジャパン』の正規タグが付属。
世界共通ですが、本物には製品番号を示すQRコードが施されています。
モンクレールの並行輸入は偽物?
「並行輸入=偽物」と考えてしまいがちですが、モンクレールジャパンが輸入していないモンクレール製品を「並行輸入品」となりますので、必ず偽物という訳ではありません。
なぜ、偽物と言われてしまうのか。それはやはり、並行輸入品は偽物が多く出回っている現状にあります。
シュプリーム、ヴィトン、オフホワイト、ナイキ、ロレックスなど、世界的に有名な人気ブランドは偽物が多く存在します。そして、モンクレールも同じく偽物が非常に多いブランドです。
その理由としては、コピー品と知りながら「並行輸入品」と謳っている悪徳業者や、買取店によっては並行輸入品を本物・偽物と見分ける手段を持っていないお店もあり、並行輸入品を買取から弾くこともあり「偽物」と認識してしまうこともあります。
様々な影響もあり、多くが「並行輸入=偽物」ではなく、と捉えてしまう人が増えております。
定価以下で買えるモンクレールは平行輸入品の可能性が高い
実際にショッピングセンター内にあるようなブランド品のセレクトショップでは、モンクレールが定価よりも安く購入できる店舗が多いです。
最新年式ではない型落ち品等、様々な要因があるかと思いますが、平行輸入品のため定価より安い事が多いです。
また、楽天市場・アマゾン・ヤフーショッピングでも同様です。
並行輸入品のメリット
1. コストが安い
日本の国内正規代理店経由で購入するより、並行輸入品は通常1〜2割安く購入できることが多いです。これは輸入の回数やルート、販売経費の違いによるものです。
2. 海外限定モデルが手に入る
国内で販売されていない海外限定モデルや、数年前の販売終了モデルなど、並行輸入品でしか手に入らないアイテムもあります。
3. 幅広い選択肢
国内で売り切れている場合でも、並行輸入品なら見つかることがあります。特に人気の高いモデルやサイズは、並行輸入品市場で充実しています。
並行輸入品のデメリット
1. アフターサービスの対応が難しい
並行輸入品は、日本の正規代理店でアフターサービスを受けることができません。もし修理やメンテナンスが必要になった場合、自分で海外の公式店舗とやり取りをする必要があります。
2. 偽物のリスク
並行輸入品市場には偽物が混ざっていることもあります。信頼できる業者や店舗を選ばなければ、偽物を掴まされるリスクもあります。
3. 品質にばらつきがある
並行輸入品は公式ルートと異なるため、品質管理が甘い場合があります。商品に不具合がある場合、返品や交換が難しいことも。
信頼できる並行輸入品を選ぶポイント
1. 店舗の評判と口コミをチェックする
購入前に、店舗の評判や口コミを入念にチェックしましょう。信頼できるバイヤーや業者であれば、口コミも良い評価が多いはずです。
2. 証明書やタグを確認する
シリアルナンバーやプロダクトIDが正しく付いているか確認しましょう。正規品には必ず12桁のシリアルコードが付いており、それを確認することが偽物を避けるための一つの方法です。
3. 不自然な価格には要注意
異常に安い価格で販売されている商品や、高い割引率を掲げているサイトは要注意です。場合によっては、不正商品である可能性があります。
海外の信頼できる店舗を利用する
1. 大手ショッピングサイトを活用する
BUYMAやAmazonなどの大手ショッピングサイトは、信頼性の高い店舗やバイヤーが多い傾向があります。ただし、大手サイトだからといって安心せず、しっかりと商品説明や店の評価を確認してください。
2. 名の通ったブランド取り扱い店舗
名の通ったブランド取り扱い店舗であれば、偽物の取り扱いが少ないケースが多いです。信頼性の高い店舗かどうかを確認するのがポイントです。
まとめ
「モンクレールの並行輸入品」は即ち偽物というわけではなく、お得に購入する一つの手段です。
しかし、その際は信頼性やアフターサービスなども含めてしっかりと確認してから購入することが重要です。
並行輸入品市場をうまく活用し、モンクレールの高品質ダウンをお得に手に入れましょう。