リーバイス501。このジーンズの名前を聞いたことがない、という男性はいないのではないでしょうか?
数あるジーンズの中でもまさに「キング・オブ・ジーンズ」と呼ぶにふさわしい、時代を超えて愛され続ける永久定番です。
今回は、そんなリーバイス501の「現行モデル」に焦点を当て、その特徴と、賢くお得に手に入れる方法を徹底的に解説していきます。
リーバイス501の特徴は?
リーバイス501は、1873年にリーバイ・ストラウスとヤコブ・デイビスがリベットで補強したデニムパンツの特許を取得したのが原点です。そして1890年、ロットナンバー「501」が初めて商品に付けられ、現在へと続く「ジーンズの原点」が誕生しました。
当初は金鉱労働者向けの作業服でしたが、1940年代には西海岸の学生を中心にファッションアイテムとして普及。ジェームズ・ディーンなどの著名人が着用したことで、世界中の若者にとっての定番となりました。時代とともにシルエットやディテールは変化しつつも、普遍的なデザインと耐久性で、100年以上にわたり愛され続けています。
ストレートシルエットの王道!どんなスタイルにもマッチする普遍性
リーバイス501の「レギュラーストレート」シルエットはジーンズの基本形といわれており、直線ですっきりとしたフォルムが特徴。
すっきりとしたお腹周り、程よい股上。ワークウェアとして使用されていた歴史あるジーンズの良さを残しつつも、クラシカルでおしゃれな印象を与えるシルエットです。
多くのファッションブランドが、この501をベースにボトムのコレクションをデザインしています。
リーバイス501のシルエットは、時代とともに様々な変化を遂げてきました。元々は作業服として誕生したため、初期のモデルはゆったりとしたワイドストレートが主流でした。
初期~1930年代
シンチバック(尾錠)が残るモデルが多く、ウエストで絞って穿くため、全体的にゆったりとしたワイドストレートのシルエットが特徴でした。1933年モデルは特に股上が深く、ワタリ幅も広いです。
1940年代(大戦モデル含む)
物資節約のため簡素化が進んだ時代ですが、股上がやや深く、ワタリ幅が細めになるなど、すっきりとしたレギュラーストレートへと変化が見られます。
1947年モデル
「デニムの完成形」とも言われ、スリムフィットでストレートなシルエットが特徴です。股上も浅めになり、より洗練された印象になりました。
1950年代
1954年モデルは東海岸向けにナローテーパード、1955年モデルは腰回りにゆとりを持たせたワイドストレートなど、多様化が見られます。
1960年代(ビッグEモデルなど)
股上が浅くなり、全体的にスリムなテーパードシルエットが特徴となります。隠しリベットが廃止され、バータック(カンヌキステッチ)が採用されるなど、現代のジーンズに近いディテールへと進化しました。
伝統のディテール
501のアイコンとも言えるディテールは、現行モデルにもしっかり受け継がれています。
- コットン100%デニム
- ヒップポケットのレッドタブ
- ボタンフライ
ごく一部のモデルを除き、基本的にはコットン100%のノンストレッチデニムが採用されています。ヴィンテージデニムのようなゴワつきは抑えられつつも、しっかりとした生地感で耐久性も抜群です。穿き込むほどに自分だけの経年変化を楽しめます。
バックポケットの赤い小さなタブは、リーバイスの象徴。バックポケットに描かれる特徴的な弓状のステッチ。
バックウエストに取り付けられた、二頭の馬がジーンズを引っ張るデザインの紙パッチ(またはレザーパッチ)。
伝統的なボタンフライ仕様。穿きこむほどにボタンのアタリも楽しめます。
えっ、501って50種類以上あるの?
現在(2025/5月)リーバイスの公式サイトによると、『501』と名付けられたデニムの数はなんと51種類。
多すぎじゃありませんか??
リーバイスに詳しい人ならともかく、初めて『501』の購入を検討している人にとってはとてもハードルが高すぎます。
また、楽天市場やAmazonなど、大手ECショップで検索した際にも膨大な数の商品ページが出てきます。
楽天市場で『リーバイス 501』と検索した結果、17,275件がヒットしました。
リーバイス501現行モデルは何種類?どれを選ぶのがベスト?
「現行モデル」と一括りに言っても、実はいくつかの種類が存在します。
どれを選べばいいか迷ってしまう方もいるかもしれません。ここでは、主要な現行モデルの種類と、あなたに最適な一本を見つけるための選び方をご紹介します。
レギュラーフィットストレート(501オリジナル)
特徴: 最もスタンダードな501で、多くの方がイメージする501はこのモデルです。先ほどご紹介した特徴(レギュラーフィットストレート、コットン100%デニム、ボタンフライなど)を全て備えています。カラー展開も豊富で、リジッド(生デニム)からウォッシュ加工されたものまで様々です。
- 初めて501を買う方
- 定番中の定番が欲しい方
- 流行に左右されない普遍的なシルエットを求める方
- 長く穿き込んで自分だけの色落ちを楽しみたい方
「迷ったらコレ!」な一本は「501オリジナル」
リーバイス501の普遍的な魅力を味わいたいなら、まずは**「レギュラーフィットストレート(501オリジナル)」**を選びましょう。時代を超えて愛される万能なシルエットは、どんなトップスや靴にも合わせやすく、一本持っていれば間違いありません。初めての501にも最適です。
セルビッチデニムを使用した特別版の501
501®の誕生を祝う「501® DAY」を記念した特別モデルです。ボタン部分やセルビッジ部分に今回のコレクションならではのこだわりが詰まっています。
綿100%のデニム生地を使用しており、耐久性や履き心地に優れています。セルビッジデニム(赤耳)が採用されており、最高品質の生地が使われています。
リジッド(生デニム)のため、洗濯によりおよそ10%の縮みが発生する「シュリンクトゥフィット」仕様です。
現行モデル501、どこで買うのがお得?
現行モデルの501は手に入れやすい分、様々な場所で価格も異なります。少しでもお得に購入するための方法をご紹介します。
定番は「公式オンラインストア」と「直営店」
リーバイス公式オンラインストア:
メリット: 品揃えが豊富で、限定モデルや先行販売品なども手に入ることがあります。セールやクーポン配布も頻繁に行われるため、タイミングを見計らえば定価よりも安く購入可能です。
デメリット: 試着ができないため、サイズ選びに注意が必要です。
リーバイス直営店:
メリット: 実際に試着してサイズ感やシルエットを確認できます。店員さんに相談しながら選べるのも安心です。裾上げなどもその場で対応してもらえます。
デメリット: セール以外の割引は少ない傾向にあります。
特別モデルなら「セレクトショップ」と「アウトレット」
セレクトショップ:
メリット: セレクトショップのオリジナル企画で、別注カラーや加工が施された501が販売されることがあります。ショップ独自のセールやポイントアップキャンペーンを利用すればお得に購入できます。
デメリット: 品揃えはショップによって異なります。
アウトレットモール内のリーバイスストア:
メリット: 型落ち品やシーズンオフ品などが、定価よりも大幅に安く手に入る可能性があります。運が良ければ掘り出し物が見つかることも。
デメリット: 品揃えは不定期で、希望のサイズやカラーが見つからないこともあります。
価格重視ならネット通販サイトを徹底活用!
Amazon、楽天、ZOZOTOWNなどの大手通販サイトでも501は多数取り扱われています。
メリット: ポイント還元率が高い時期や、セール、クーポンを利用すれば、実店舗よりも安く購入できる場合があります。比較検討もしやすいです。
デメリット: 偽物や並行輸入品には注意が必要です。信頼できるショップを選ぶことが重要です。サイズ交換や返品ポリシーも事前に確認しましょう。
d. 中古品・フリマアプリも選択肢に(状態確認が重要)
メルカリやラクマなどのフリマアプリ、または中古衣料品店でも501を見つけることができます。
メリット: 非常に安価で手に入る可能性があります。中には未使用に近い状態の良いものもあります。
デメリット: 商品の状態が個体差があるため、出品画像や説明をよく確認し、疑問点は質問するなど慎重な判断が必要です。返品・交換ができない場合もあります。
セール時期を狙う: 年末年始、GW、ブラックフライデー、楽天スーパーセールなど、大型セール時期には割引率が高くなります。