最近、金や銀の価格上昇の影響もあって、ジュエリーを「アクセサリー」ではなく、“資産として持つ”という考え方が少しずつ広がってきています。
実際にアクセサリーショップでも、「どうせ買うなら価値が落ちにくいものを選びたい」というご相談はかなり増えているようです。

ただ一方で、投資として考えると何を選べばいいのか分からない、ギラついて見えそうで不安、普段使いできるのか心配、といった声も多いのが正直なところです。
投資目線だけで選ぶと、正直失敗します

少し意外かもしれませんが、“投資になるから”という理由だけで選ぶと、ほぼ失敗します。理由はシンプルで、身につけなくなるからです。例えば、重たくて疲れる・見た目が派手すぎる・服に合わない、こうなるとせっかく買っても使わなくなります。結果的に「持っているだけのアクセサリー」になってしまい、満足度としてはあまり高くありません。
金価格はここ数年でどう変わっているのか?
ここ数年で、金の価格は大きく上昇しています。日本円ベースで見ると、2020年頃は約18万円/1オンス前後、2025年頃には約40万〜50万円台、そして2026年現在では約70万円台まで上昇しています。
| 年 | 金価格(1gあたり) | ポイント |
|---|---|---|
| 2020年 | 約6,000円 | コロナ禍で上昇スタート |
| 2022年 | 約8,000円前後 | インフレ・世界情勢で上昇 |
| 2024年 | 約13,000円前後 | 円安の影響もあり加速 |
| 2025年 | 約16,000円前後 | 過去最高水準に近づく |
| 2026年 | 約25,000円前後 | さらに上昇トレンド継続 |
このように数年単位で見ても、かなり大きく価格が伸びているのが分かります。グラム単価でも現在は約2.5万円〜2.6万円/g前後まで上がっており、以前と比べると“気軽に買える価格帯ではなくなってきている”のが現状です。
なぜここまで上がっているのか?

金は「安全資産」と呼ばれていて、世界情勢の不安やインフレ(物価上昇)、円安などの影響を受けて価格が上がりやすい特徴があります。シンプルに言うと、不安定な時代ほど価値が上がりやすい資産です。実際、ここ最近の流れを見ても「もっと早く買っておけばよかった」という声は増えています。
だからこそ「ジュエリー」という選択肢

金の価格が上がっている=持っているだけで価値が上がる可能性がある、という考え方もできます。ただしインゴット(地金)は日常では使えません。一方でネックレスのようなジュエリーであれば、日常で使いながら持つことができます。つまり、“使いながら持てる資産”として金のネックレスを選ぶ人が増えているという流れです。
ただし注意点もあります

ここで勘違いしやすいのが、「買えば必ず儲かる」というわけではないという点です。
金の価格は上がることもあれば、短期的に下がることもあります。だからこそ大事なのは、「使えるかどうか」で選ぶことです。
ここを外さなければ、普段使いできて価値もゼロになりにくい、バランスのいい買い物になります。
金のネックレスで失敗する人の共通点
街中で見ていて感じる、よくあるパターンです。
太さを間違える
一番多いのがこれです。存在感を出そうとして太めを選ぶと、一気に“やりすぎ感”が出てしまいます。特に大人世代ほど、ここはシビアです。
ひと昔前のスポーツ選手のような、大振りの喜平チェーンは少し嫌味がでてしまいます。
デザインを盛りすぎる
トップ付きや装飾が強いものは、どうしても使えるシーンが限られます。最初は良くても、だんだん出番が減るパターンです。
「似合うか」より「価値」で選ぶ
K18だから、金だから、と“価値”だけで選ぶとズレます。大事なのは、自分の服装に馴染むかどうかです。
失敗しない選び方はかなりシンプルです

逆に、うまくいく人は選び方が共通しています。細め(目安2〜4mm)で主張しすぎず、シンプルなチェーンのみ(トップなし、もしくは極小)、そして普段の服に合わせやすいこと(白T・シャツ・ジャケットに合うか)。正直、この3つを押さえるだけでほとんど失敗しません。
「資産として持つ」という考え方について

金(特にK18)は、極端に価値がゼロになることは考えにくい素材です。そのため、長く使える・いざとなれば手放すこともできる、という意味で“安心感のある買い物”ではあります。ただし、あくまで「使う前提」で選ぶことがかなり重要です。
じゃあ、どれを選べばいいのか?
ここまでの条件をまとめると、細め・シンプル・普段使いできる・K18など素材もしっかりしている、このあたりが基準になります。正直、この条件で探せば大きく外すことはありません。
ひとつだけ具体例を挙げるなら
例えば、細めのK18チェーンで装飾なしのシンプルデザイン。このタイプは店頭でも選ばれることが多く、実際に「使いやすい」という声も多いです。派手さはありませんが、その分服に自然に馴染みます。
18金ネックレスは、いわゆる“投資商品”とは少し違います。
ただし、価値がゼロになりにくい素材だからこそ、
「使いながら持てる」という意味では非常にバランスの良いアイテムです。
「結局どれを選べばいいのか分からない」という方は、具体的におすすめをまとめています。

最後に
金のネックレスは少しハードルが高く感じるアイテムかもしれません。
ただ、選び方さえ間違えなければかなり長く使えるアイテムです。そして結果的に「買ってよかった」と思える確率も高い。派手に見えるからと避けていた方ほど、一度シンプルなものから試してみてもいいと思います。


