レザー好き、バイク好き、アメカジ好きの永遠の憧れである『Schott|ショット』のレザーライダースジャケット。中でも『ワンスター』と呼ばれるモデルは特別な存在です。
この記事では、ワンスターダブルライダース(613)現行モデル4種類の革質についてまとめています。ステアハイド、ホースハイド、シープレザー、ニューネイキットレザーそれぞれの革の特徴、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。
Schott・ライダースジャケットの特徴
画像:上野商会公式サイト
『Schott|ショット』といえば1913年にニューヨークで生まれたブランド。
ライダースジャケットは1928年から製造され、のちにライダースジャケットの代名詞的なブランドまで成長。
ニューヨークの若者を中心に、不良や反逆の象徴的なファッションアイコンに。
現在も一度は買ってみたいレザージャケットとして、コアなファンから若いファッショニスタまで根強く支持されている。
中でもスタースタッズが特徴のダブルライダース『613』と、ライダースジャケットの原点ともいえるシングルの『641』はショットを象徴する代表モデルです。
アメリカ製の本格派レザーライダースで重厚感のある仕上がりで、いつの時代でも愛される銘品と称されるアイテムです。
何年もかけて少しずつ自分の体に馴染ませ育てる醍醐味こそ、ショットのライダースジャケットの魅力です。
ただ、本格派を求めるが故にずっしりと重く硬いカウレザーは、新品の状態では服とは思えないほど着心地が悪いのが特徴です。
今回ご紹介する『ニューネイキッドレザー』は、ずっしりと重く硬い特徴を抑えて着始めから柔らかくソフトな着心地を表現したモデルです。
ショットを初めて目にした方は、「思った以上に重くてか硬い」とご自身のスタイルに合わないと感じる事も多いかと思います。そんなショットのハードルを少し下げたのが『ニューネイキッドレザー』シリーズです。
ニューネイキッドレザー使用モデル
しっかりと厚みがありながらも、柔らかくストレスレスな着心地が特徴のNEW NAKED/ニューネイキッドレザー。状態の良い革だからこそできる本来のシボ感を残したままの仕上げ。高級感溢れる佇まい。
『堅くて動きにくい革は嫌だけど、経年変化は楽しみたい!!』そんなお客様にも心から革ジャンライフを楽しんで頂けるはず。
現在、現行モデルとしてリリースされているニューネイキッドレザーは、2種類のモデルがあります。
シングルライダース
画像:上野商会公式サイト
シングルライダース641XXのニューネイキッドレザーキッドモデルの『541XX』。
王道でありライダースジャケットの頂点とも言えるショットのシングル。その重厚感と高級感はやはり特別なオーラが漂います。
ワンスターダブルライダース
画像:上野商会公式サイト
ワンスターダブルライダース613USTのニューネイキッドレザーキッドモデルの『516UST』。
一生に一度は手にしてみたい、とファッション好きなら一度は憧れを持つ伝統の一着。通常のステアハイドレザーももちろん素敵ですが、シボ感が際立つニューネイキッドも魅力的です。
実際の質感
鞣しの際にをたっぷりと染み込ませたニューネイキットレザー。ステアハイドモデルと同じ革を使用していますが、鞣しの方法が異なり始めからソフトな着心地が特徴です。
レザーバッグで見られる様な立体的なシボ感、しっとりした手に吸い付くような表情です。また、ステアハイドよりもやや軽量です。
袖を持ち上げてみると表面が軽く折れます。ステアハイドモデルは表面が固いため、袖も持ち上げる程度では表面が折れることはありません。
通常のステアハイドはシボ感をかなり抑えて滑らかな表面に仕上げています。その一方でニューネイキッドはシボ感を強調させています。
まとめ
ステアハイド、ニューネイキットレザーそれぞれに魅力があり、用途や好みに合わせて選ぶことができます。ぜひそれぞれの革質の特徴をよく理解し、自分だけの613を見つけてください。
- ニューネイキッドモデルはシングルの『541XX』とワンスターダブルの『561UST』の2種類
- 新品から軽くてソフトな着心地でストレスを感じない
- 2種類とも重厚感・特別感が最上級の一生モノ
ショットのワンスターダブルライダースは、今回ご紹介したニューネイキッドを含めて4種類のレザーがあります。こちらの記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。